『愛媛実践塾・第]T期生・第最終回の宿題レポート』 2008年7月19日 登録
テーマ 「ネパールの煙突計画」
「ネパールの煙突計画」を読んで 最初これを読む前はネパールの煙突計画と今回の愛媛実践塾とどう結びついているのかわからなかった。 サニーマート高岡店副店長 八木 良文
|
ネパールの煙突計画を読んでの感想
ネパールの田舎では、電気もガスもなく薪でごはんを作るとあり、その薪も余分に取ってきて干して使う程の余裕がなく、なまの薪を炊く事で煙と埃の中で生活している結果、目は煙によって充血し、耳の中は入り口までごみがたまり、喉もいがらっぽくある状態からドクターは「医薬品が必要」と書かれていました。しかしその現場に直接立ち入り自分で感じた結果、本当に必要な事は「煙と埃を無くす事」とありました。これが「人ばなれせよ、ものばなれするな。」なんですよね。目先にとらわれていては真因にたどりつく事は困難で、一時的な問題解決にはなるかも知れませんが、モグラたたきのように次から次へと問題が再発する事は明白です。ここからは、その問題を課題にかえて実行に移してると思うのですが、「煙突はネパール人の手で」というのがすごいと感じました。日本は発展途上国にいろいろな援助をしていますが、多くは金銭援助や物資支援といったバラまきが多く、その国の人が自立できるような支援は少ないと感じます。やはり、その国の問題は、その国で解決しないと一人前に自立できず、いつも他力本願的な体質になると思います。
|
平成20年6月1日 「ネパールに煙突を」と言う話を何度か坂部先生から聞きました。しかし、今回頂いた本を読み、イラストを見ることにより先生の話が私の中に落ちてきました。 坂部先生、田村さん、渡辺看護長さんありがとうございました。
|
この本の中に、「自己の成長」と「相手への援助」はどちらが主でもなければ従でもない。ともに主であり、従である相互循環の関係であり、「自己の成長」のない「他者へのかかわり」は無価値な押し付けであり、「他者へのかかわり」のない「自己の成長」は自己満足でしかない。と書かれてあった。この文章を読んで、今、自分がやっていこうとしていることは、無価値な押し付けや自己満足で終わってしまうのではないかと不安になることがある。スタッフを巻き込み目標に向かって到達できるように、取り組んでいかなければならないと思っているが、時として怯んでしまいそうになることがある。それは、スタッフがどう思っているのだろうかと相手の反応が気になったり、自分のやっていることに、今ひとつ自信が持てていない自分がいるからだと思う。しかし、今、取り組んでいることが、何らかの成果に繋がり、スタッフの何人かが継続して実践できた時、達成感を味わうと共に自信に繋がるのではないかとも思う。文章の中に創造性教室のモットーにしている「失敗から学ぶ」「問題よ我に来たれ」の精神と書かれてあった。この言葉のように、「失敗から学んだらいいんだ」と思って、信念を強く持って突き進んでいくとことができるようになれば、私自身の自信に繋がっていくのではないかとも思う。失敗に恐れずに失敗したら、その事実から、人離れして「やって・みて・考えて」を繰り返し行ないながら、実践していくことが、次の何かに繋がり、何らかの形になって見えてくるのではないかとも思う。また、自分の行っていこうとしていることに、信念を強く持ち、自信がないではなく自信を持って、スタッフの一人からでも、一つの係りからでも巻き込んで取り組んでいかなければならないと思う。失敗に恐れることなく、怯むことなく「自己の成長」と「相手への援助」の相互循環の関係になれるように、自分の目で見、自分の足で歩みながら、自分の頭で考えて、自分自身もしくは病棟のあるべき姿に一歩ずつでも近づけるように、マネージメントしていかなければならないと思う。 家田真由美さんの「愛媛実践塾・卒業論文」の、 |
2008年6月2 日
先生が理念とされているものの実践されたものを最後に実例で見られて、実践塾の後まとめができ、肝に命ずる事ができました。 問題解決の項目の実例がネパールの煙突計画。問題がネパールの人々の健康。それを解決する為の調査項目が健康状態、煙突の形態、文化。 メンバーを巻き込むやり方は医者の人にうまく生活状態をみてもらうやり方や実際作業を行なうのを最終ネパール人にもっていこうとしている所です。 問題解決の手段として、煙突設置をとりあげて、その他の副産物も有り、教育・産業振興とか考えています。 塾で習った事が事業を行なう上でもまったく同じように使っている事例を学び、仕事・家庭・人生の上でこの手法は使えるし使わなければ、人間としてのレベルが低いと問われるように思われます。 大いに使っていこうと思います。 人間としてのレベルアップの指導をどうもありがとうございました。
|
「ネパールの煙突計画」を読んで 平成20年6月2日 この「ネパールの煙突計画」はチームマネージメントがそのまま実践されていた。なかでも、最も印象的だったのは「問題発見のプロセス」だった。シーカ村の村民が中耳炎や結膜炎・気管支炎等の罹患が多いとう問題を、朝、夕村内の家を回り、村民の生活の実態を繰り返し観察することで、「煙とほこりが病気の原因である」という本質を発見されている。そして、この事実をD医師に見せることで、問題と目的が共有化されている。改めて、この5ヶ月の実践塾の中で繰り返された、「現場に足を運んで、真の原因を“事実”の中でつかむ」ということの重要性を感じた。問題の本質をつかめなければ、解決策はずれてしまい、真の問題解決にはつながらない。私がこの旅に同行していたら、D医師の初めの言葉のように、「医薬品が不足している」という発想になったかもしれない。医薬品を補充することは、一時的に村民の症状は回復したとしても、その場しのぎで根本的な問題解決にはならず、薬がなくなれば症状は繰り返されるだけである。そして、問題の本質が明確になったことが、「ネパールの人の生活をこの煙からかい方しなければ」という信念と「家々に煙突をつける」という課題に繋がっている。 永見優美さんの「愛媛実践塾・卒業論文」の、 |
「ネパールの煙突計画」を読んで 潟~ロクテクノウッド 「ネパールの煙突計画」を読んで、まず感じたことは、現地・現物がいかに大切なことかということでした。現場で発生した問題点をその場で認識しなければ、「煙突が必要」という答えは導き出せないと思いました。恐らく誰もが「薬が必要」とか「食料が必要」といったような真因ではない答えを導き出すだろうと思います。 最後に、坂部先生を初め、田村さん・渡辺さんには、ご指導いただき、お世話になりました。異業種交流で、当初困惑したところもありましたが、非常に良い思い出になりました。本当にお世話になりました。 掛水誠さんの「愛媛実践塾・卒業論文」の、 |
愛媛実践塾卒業論文・・・・「ネパールの煙突計画」を読んで
品質管理や品質保証に関する本を読んでいると、或いは実際の業務をしていると、表現方法は多少変わるが、必ずある言葉と対面することとなる。 《最後に》 P.S.
|
『 ネパールの煙突計画 』を読んで 太陽工業(株) 中田茂利 『ネパールの煙突計画』を読んでまず驚いた事が、ネパールの平均寿命が40歳前後。電気もガスも水道も無い生活状態の中で、結核、幼児の死亡率が高く、中耳炎、結膜炎、外耳炎、気管支炎、皮膚病、裂傷などの病気が蔓延している。この現実がこの地域の文化構造であれば何の問題も感じず、健康や保険衛生に対しても意識が乏しくなり、日常茶飯事で良くある事、習慣として流されていってしまう。この事実に実は身が震え上がる様な悲壮感を得た。
|
ネパールの煙突計画 会社名 ミロクテクノウッド 今回のネパールの煙突計画を読み、 以上
|
「ネパールの煙突計画」を読んで (株)サニーマート 宮川 正文 「ネパールの煙突計画」を読みました。内容が、「問題の本質を見抜き根本を解決する」という、実例の話しであると感じました。我々が企業の中で直面する「問題」というのも、基本的にはこの煙突計画と同じように、問題の根本があり、結局解決していかないのは、その根本の捕らえ方が、間違っているからということを改めて再認識しました。我々が抱える問題の解決方法とは、「ネパールに大量の薬を!」という解決方法が主になってしまっているように思いました。病気になる人が大量にいる→病気になるから薬が必要→だから、今のネパールに一番必要なのは「薬」。と、考えがちですが、それは、上辺だけの解決法で、また、同じことをひたすら繰り返しとなります。やはり、本質(病気になる原因となっているもの)を見抜くということが大事であるということ。そして、本当の問題解決の策を見つけても、それを浸透させることの大変さも感じました。元々そこにないやり方を、新たにやろう、やらそうとする時、相当なパワーと信念がないとできません。 宮川正文さんの「愛媛実践塾・卒業論文」の、 |