平成20年10月15日
組織を生き生きさせる実際的方法
『課題の設定』『実態調査』を読んで
株式会社 ヒューマンサポート
竹 田 恵 美 子
医療現場も以前と違い保険制度も頻繁に変わり、患者側も飽食のこの時代、人権も守られ、わがままにもなって要求も多いのではないかと思います。
ましてや社会が殺伐としてきている昨今、患者は気持ちが弱くなり、癒しまでも求めるでしょう。医師と患者との狭間で右往左往しているのが採って見えます。企業で言えば中間管理職の様ですね。
“ 以前両親が病院で最後を迎えた折、お世話になった病院の、担当看護師の方が変わる度にそれぞれ対応が違い、付き添った側も戸惑い、後味の悪い思いを致しました ”
弊社も同様、派遣業ですので企業と派遣従業員との狭間で、担当者は日々起こる問題に翻弄されています。
表面的には一つ一つ解決したかのように見えますが、同じような問題が繰り返し起きるということは、根本で問題解決に至っていないということですね。
弊社では、作業上のミス、対人トラブル等が度重なると退職(契約終了)で大半を処理してしまう傾向が見られます。
確かに人材派遣業で派遣先より苦情等が有れば、派遣先の要求に従わざるを得ず、交代要員を入れ対応をせざるをえない大変難しいところです。
そうした中でも派遣先企業様にも協力をして頂き、お互いが良い方向に解決していけたらとは思います。
退職していった従業員からも、それぞれ退職理由は違えども、後にどこかで出会った時に、“あの時はお世話になりました” “色々良くして頂きました”と笑って挨拶できるような雰囲気で退職者を送り出したいものです。又、その人たちから後に知り合いや友達を紹介して頂けたりと繋がっていければ良いかなと思います。
まずは、管理スタッフと共にこの“組織を生き生きさせる実際的方法に取り組んで行きたいと思います。
竹田恵美子さんの、
「伊香保実践塾・宿題Bレポート」は、
「第T期生・第2番目」の到着でした。
ありがとうございました。
竹田恵美子さんの会社は「派遣会社」です。
ですから派遣した社員たちは派遣先の会社で働いているわけです。
それだけに本部においての一人ひとりの管理が難しいようですね。
そのために派遣先の会社に竹田さんの管理スタッフが行っているとのこと。
派遣社員たちの元気さを確保するにはこの管理スタッフが「鍵」だと思います。
スタッフに「人離れ」した問題の把握をさせるように、
竹田恵美子さんが各管理スタッフに「課題」を与えるのです。
その派遣先の職場に適した「ちょっとした課題」でいいのです。
「どんな作業ミス」が出ているのか、
「どんな作業事故があったのか」
「出勤欠勤状態の把握」
それらのことを毎日毎日タイムリーに把握して「グラフ化」してもらうのです。
そうすると「派遣社員の問題のポイント」がハッキリしてくるはずですし、
そういうことが把握されてくると派遣社員たちが生き生きとしてくるはずですし、
派遣先の会社からもきっと喜ばれること請け合いです。
上記のように「管理スタッフ」に「具体的な課題」を持たせないで、
「人離れ」できない状態で「人間を管理」しようとしていると、
「人間関係的な問題」ばかりがはびこってしまうのです。
まずは派遣先の管理スタッフを「チーム・マネジメント的」に育てて参りましょう。
「派遣会社」だからと云ってそこで働いている人々にとっては、
他の会社と別段変わったものは何もありません。
「派遣会社」と云うことは「雇用関係」の問題であって、
「仕事上で充実感」を味わうかどうかと云った、
働く人間としての基本的なことは、
「何一つ」変わってはいないのですから。
頑張って参りましょう。
次回の「伊香保実践塾」においで下さるまでに、
会社に派遣されている「管理スタッフ」の内で一番乗りそうなスッタフ1〜2名に、
「具体的な課題」を持たせ「数量的データ」を集めさせてみて下さい。
きっと変化が起こること間違いありませんから。
ではでは。(by坂部正登)
Wednesday, October 15, 2008 10:44 AM