組織を生き生きさせる実際的方法
「組織の目的」を読んで
株式会社 日産サティオ宮城
渡辺 敬一
我社には『お客様の笑顔を何よりも大切にする』という明確な企業理念があり、社員全員がその企業理念のもと、同一の方向性を持って仕事を行っています。
しかしながらふと自分の組織(総務部)の目的は何かと考えてみるが、正直即座に思い浮かべることはできなかった。つまるところ共有化され言語化され即答できるほどの目的意識はなかったということであろうか・・・。かつて自分が今の部署(総務部)に配属になった際、上司から「総務部とはどういう業務をする部署なのか調べてみろ」との指示があった。もしかするとその言葉のなかには「総務部(組織)の目的とは何か?」という問いも含まれていたのかも知れない。それに気づかず目先の業務を優先させるあまり、目的意識をないがしろにしてしまったことは自分の怠慢であり、大いに反省すべき点であったと思う。
では早速『組織の目的意識』を確立し、実行しようとしてもおそらく現在の我が部署では実行されることは難しいだろう。それと言うのも同一組織とはいえスタッフ間において相互の業務に対する意識が薄く、人によって評価が異なることや、また、早急に『目的意識』を確立することに執着するが故に抽象的な表現になり、結果的に『実行するための具体的な方法』を見出すことが出来ない状況下にあるからである。まずはスタッフ全員に『組織の目的意識』は何か?を投げかけ、現状どのような意識を持っているのか調査することから始めてみたい。
渡邊敬一さんの、
「伊香保実践塾・宿題Aレポート」は、
「第T期生・第1番目」の到着でした。
ありがとうございました。
渡邊敬一さんがこの「レポート」の中で語っているように、
「自部門の目的は何か」と問われて、
明快に「言語化された目的」が口をついて出て来なかったと。
渡邊敬一さんの部門は「総務部」である。
総務という部門は「会社の中で他の職種がやらない、
残された全ての問題をやる係である」と云われているように、
「あれだ」「これだ」とキチンと仕事の区分を云えない職務が多い。
それだけに「目的を言語化」しにくい部門であることは確かであるが、
だからと云って「言語化」されない訳ではない。
やはりそれは今まで「目的を言語化」しようとして来なかった事が、
一番の問題点であり、
またそれ故に益々「目的が不明確」になってしまい、
今の総務部の中の各担当課がバラバラに専門職種化してしまい、
同じ総務部門でありながら互いの共通点が見出せない状況になっている、
と云えないであろうか。
今から渡邊敬一さんが取り組むこととしては、
総務部門の全スタッフに「組織の目的意識は何か?」と、
投げかけるところからはじめ皆に刺激を与えて行こうではありませんか。
その各自の返事が「どのようなものであるのか」見たいものである。
次回の「伊香保実践塾」に持参下されたく。
ではでは。 (by 坂部正登)
Sunday, September 14, 2008 12:02 PM