作成:2008年10月1日
潟~ロクテクノウッド 生産管理室
都築良夫
早い?もので実践塾はもう3回目が終了しました。
これまでに実践塾に参加されている皆さんの職場でのさまざまな問題点や困っている状況を聞き、問題を抱えているのはミロクテクノウッドだけではないのだなという事が分かり、あれもこれも出来てないという思いから解放されて少し気がラクになりました。それに、自分の会社を客観的に見られたような気がしました。
忙しい忙しいと言っている職場は、一口にいって、業務の役割分担と業務改善が出来ていないのである。そういう業務のマンネリ化した職場では、忙しさがさらに忙しさを増長させてしまうのである。 たしかにその通りだと思う、私の職場でも基幹業務はハッキリと役割は明確になっているが少し他部署と重なる仕事になるとあいまいなところがある。そうしてあいまいな部分の処理が遅れてしまい通常業務の忙しさに繋がってきてしまう。私の部署でも役割分担を一度考えるようにしたい。
また、課題を設定する際にも今は上司からこれをやりなさいと指示されている事が多いが、やはり職場のメンバーとよく話合い、その問題に対して考える事でやるべき事や本当の問題が分かってくると思うし、自分の課題としてとらえやすいと思うので、今後は話合いの場を設けて課題を自分で自分に課すようにしていきたい。
都築良夫さんの「愛媛実践塾・宿題Bレポート」は、
「第]U期生・第8番目」の到着でした。
ありがとうございました。
「役割分担と業務改善ができていない職場」は、
忙しさが忙しさを増長させてしまい益々業務が煩雑化してしまう。
だから「忙しい」と云っている業務を自分たちで、
「事実データ」と「数量データ」でとらえ直してみるように、
アドバイスし「事実」がとらえられるように指導していけば、
自然と「人離れ」した「問題」が見えてくるようになるであろう。
また「課題の設定」の仕方の重要さについても、
都築良夫さんはこの「レポート」の中で語っている。
「課題」は上司が与えていけないのではない。
上司は「部下に納得させられる課題」を与えばよいのであるし、
あるいは「納得するような説明」がなされればよいのである。
だが「課題の設定」の仕方で一番理想的な場合は、
上司が与えようと思っていた「課題」と、
部下自身が「課題」にしようと思った「問題」が一致する場合である。
この場合は「現場での数量データの調査」の協力が得易いし、
したがって「問題発見」に行き当たる可能性が高いし、
そこから自然と「問題解決」に結びつき易くなるのである。
上司は部下の「課題設定に口出し」しないように配慮すべきであるが、
だからと云って「部下の課題」を考えようともしない上司は論外である。
部下が持ってきた「課題」とその「取り組む目的」をじっくりと聞き、
「僕もそれを君に頼みたいと思っていたところなんだよ」と云って、
握手して励ますような「課題設定の仕方」がベターであろう。
また「部下に取り組んでもらいたい課題」を一覧表にして提示し、
その中から部下に選んでもらうやり方も次善の策だと云えよう。
いずれにしろ「部下を育てること」に無頓着で、
部下の仕事上の些細なミスを見出しケチつけるような上司であったり、
部下の育成に無責任な上司であっては断じてならないであろう。
そんな上司を尊敬されてついてくるような部下は居る訳がない。
ではでは。 (by 坂部正登)